外見:
小さな体に大型犬のような力強さと頑丈さを備えたスコティッシュ・テリアは、筋肉質でしっかりとした体つきをしています。 頭部は長めですが、体とのバランスを損なうほどではなく、全体もやや縦に長い姿態になっています。 顔は鋭く活き活きとした表情をしており、黒が最も一般的な色ですが、スチール・グレー、ブリンドル、砂色、小麦色なども見られます。 胸にわずかな白斑があるのは許容されます。被毛は硬く短く、外側の毛は密生していて粗く、アンダーコートは柔らかく短い。
体高:25〜28cm
体重:8.5〜10.5kg
発展の歴史:
スコットランドには多くのテリア種が存在しており、現在「スコティッシュ・テリア」として知られているこの犬種は、ゴードン・マレー船長(Captain Gordon Murray)と シーリー氏(S. E. Shirley)の尽力によってが確立されました。 1879年、マレー船長は、いいかげんな飼い主をドッグ・ショーの世界から排除することに努め、スコティッシュ・テリアの確立に努めました。 この努力によって安定性が生まれ、今日に至るまでその野性味や本質的な良さは損なわれていません。

登録団体(Recognition):
FCI、AKC、UKC、KCGB、CKC、ANKC
性格(Character):
スコティッシュ・テリアは活発で勇敢、小さな犬とは思えないほど頑丈で、厳しい気候や都会・田舎のどちらの暮らしにも適応できます。 飼い主には毅然とした態度が求められますが、もとは害獣を駆除するための犬ですから、その本能を抑える訓練を継続するには信念が必要です。 とはいえ、もしあなたのスコティッシュ・テリアが、ずたずたになったネズミの死骸を家に引きずって帰ってきて、それを報酬(おやつ)と引き換えに差し出してきたとしても、あまり叱らないでください。

コメント