外見:
胴が長く、地面に近い低い体高を持つ猟犬で、胸は深く、筋肉質で引き締まった体格をしています。
この犬種には、体の大きさが2種類、被毛のタイプが3種類、合計6つのバリエーションがあります。
スタンダード・ダックスフンドの体重は6.5~11.5kg、ミニチュア・ダックスフンド4kg未満です。日本で愛好されている、いわゆるダックスフンドはミニチュアのほうですが、太りやすいので4kg を超えないようにしましょう。
スムースヘアード(短毛種)の被毛は、短く、密生しており、光沢があります。
ワイヤーヘアード(剛毛種)の被毛は、全体的に密生し、硬く粗い毛質で、顎ひげと細かな下毛(アンダーコート)を備えています。
ロングヘアード(長毛種)の被毛は、柔らかく滑らかで、光沢があります。
毛色には、単色(赤色や黄色)、2色(ブラック、チョコレート、グレーにタンの斑が入るもの、または白地に黄色が入るもの)、さらに斑模様(マール、ハーレクイン、ブリンドル)などがあります。

発展の歴史:
ダックスフンドは、はるか昔のエジプトに存在していた、胴が長く脚の短い犬の系統を祖先に持つ犬種です。
その祖先は、ずんぐりとした体格、非常に大きな耳、体重14kgほどの犬で、妊娠したカワウソのような優雅さを備えていたとされています。
こうした祖先から、今日の多才で均整の取れたダックスフンドが生まれたことを知ると、多少の驚きを覚えざるを得ません。
ダックスフンドは本来猟犬ですが、その能力の多くは一般的な猟犬の能力をはるかに超えています。とくに嗅覚がすぐれています。
ミニチュア・ダックスフンドは、獲物の足跡を追い、においを嗅ぎ分けるだけでなく、テリアのように粘り強く地面に穴を掘ることもできます。
また、ロングヘアード・ダックスフンドは、水中で獲物を回収することでも知られており、多くのセッター犬がマガモを追って泳ぐことをためらうような場面でも、その能力を発揮してきました。
ダックスフンドの狩猟対象は、もともとドイツのブリーダーが意図していたアナグマだけにとどまりません。ウサギ、キツネ、シカ、フェレット、オコジョなど、さまざまな動物にまで及んでいます。
公認団体:
- FCI:国際畜犬連盟
- AKC:アメリカン・ケネルクラブ
- UKC:ユナイテッド・ケネルクラブ
- KCGB:英国ケネルクラブ
- CKC:カナディアン・ケネルクラブ
- ANKC:オーストラリア・ナショナル・ケネル・カウンシル
性格:
ダックスフンドは、清潔好きで勤勉な犬であり、知能が高く、賢い犬種です。
犬の中でも特に丈夫な犬種のひとつであり、活力にあふれ活動的であることが望まれます。
飼い主には、規律を重んじ、一貫したしつけを行うことが求められます。
胴が長いため、身体的な問題を引き起こす可能性があり、家具の上から飛び降りるような行動は避けさせる必要があります。
また、この犬種には、欲張りで飼い主を巧みに操ろうとする性質もあります。こうした性質を適切にコントロールしないと、元気で活発だった子犬が、わずか1歳にして、甘やかされ、太りすぎで、家の中でゴロゴロしてばかりいる犬になってしまうこともあります。


