外見:
サモエドは見事なまでに豪華な外見をそなえており、活発でかつ優雅な体格をもっています。 驚異的な持久力を誇る犬でもあります。 中型でバランスの取れた体は、厚くて柔らかいアンダーコート(Fur)と、それをおおう気候に強いスタンドオフの被毛(hair)で包まれています。 自分の体重の何倍もの重さを引くそり犬としても活躍しています。
体高:46~56cm
体重:23~30kg
サモエドの被毛の美しさは犬の世界でも群を抜いており、故郷のツンドラを覆う雪のように真っ白です。
発展と歴史:
サモエドは実は、人間による交配・改良の試みによって手を加えられることのなかった、純粋で古代からの血統です。 この名前は、かつてサモエドとともに暮らしていた大遊牧民族に由来します。 この犬種は、人間と自然との密接な関係という遺産を今も伝えており、「人の手によって改良されていない犬」として今日も大切にされています。
その純白の被毛はサモエド民族に特に愛され、「銀の先端を持ち、氷河のように輝く毛色」または「太陽の光を反射して輝くような純白の毛並み」と讃えられました。
しかし、歴史的には黒や白黒、さらには赤っぽいセーブルカラー(赤茶)の個体も存在したのです。 1900年前後のイギリスでは、白とビスケット色(薄茶色)のサモエドが人気でした。 これらの犬は狩猟には使われず、トナカイの牧畜犬、見張り番、家庭犬として活躍し、ときにはそり犬としても使われました。
公認団体:
FCI、AKC、UKC、KCBG、CKC、ANKC

性格:
サモエドは長い歴史の中で人間と密接に関わってきたことにより、優れた性格を備えるようになった。気高く、親しみやすく、人懐っこい性格を持ち、非常にフレンドリーな犬である。その被毛を保つためには毎日のブラッシングが必要だが、サモエドの魅力的な性格ゆえに、それすらも楽しい日課となる。

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