シーリハム・テリア Sealyham Terrier

テリア(Terriers)

外見:
バランスが良く体長もあるシーリハム・テリアは、犬の世界でも独特な外見を誇ります。 頭部は長くて幅がありながらも粗野さはなく、洗練された印象を与えています。 この犬種の毛色は、シーリハムらしさを形づくるうえで重要な要素であり、白い頭部と耳にあるタン(黄褐色)またはアナグマのようなパッチ(斑点)が特徴です。 それ以外の体の部分は、均一な白で構成されています。 オーバーコート(上毛)は硬くてワイヤー状、アンダーコート(下毛)は防水性が高い。

体高:25~28cm
体重:10~10.5kg

発展の歴史:
イギリスの J. O. タッカー・エドワーズ(J. O. Tucker Edwards)という人物が、カワウソ狩り用に理想的なテリア種を改良していき、今日のシーリハム・テリアの原型を作出しました。 エドワーズ氏の理想のテリアとは、骨が軽く、猟犬に合わせて行動でき、険しい岩場を巧みに移動し、岩の間に隠れているカワウソを素早く見つけ出し、掘り起こす能力を備えた犬でした。 この犬種の標準は1848年ごろに確立されました。

公認団体:
FCI、AKC、KCGB、CKC、ANKC

性格:
気が強く、意思がはっきりしており、主張のあるシーリハム・テリアには、しっかりとしたリーダーシップが必要です。 家事の手伝いなどを進んで行う様子は子どものようでもあり、親のような指導が求められます。 この犬種は祖先譲りの気の強さを現在も受け継いでいますが、それでも比類のない家庭犬、ショードッグとなる素質を備えています。


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