ジャーマン・シェパード German Shepherd

牧羊犬(Herding Dogs)

別名: ドイチェ・シェーファーフント(Deutsche Schäferhund)、アルサシアン(Alsatian)

外観:
活動的で生き生きとしたジャーマン・シェパードは、その力強さ、敏捷性、そして均整の取れた体型によって、見る者に強い印象を与える犬種である。

中型で胸が深く、滑らかな動きと頑丈な体格を備えている。理想的な犬は、機敏であると同時に、落ち着いた優雅さと威厳を漂わせている。

すっきりとした輪郭の頭部には、適度に尖った、均整の取れた耳がついており、常に警戒心を感じさせる表情をしている。

体高:56~66cm
体重:34~43kg

被毛は中程度の長さのダブルコート(二重被毛)で、濃く鮮やかな毛色が好まれる。

発展の歴史:
ジャーマン・シェパードは、ドイツ原産の犬種である。第一次世界大戦中にイギリスへ導入された当初、フランス人によって「アルサシアン・ウルフドッグ(Alsatian Wolfdog)」と呼ばれ、イギリスでは「アルサシアン」と呼ばれていた。

イギリス人は、この犬種を「アルサシアン・ウルフドッグ」と呼ぶことを嫌い、単に「アルサシアン」と呼ぶようになった。

ジャーマン・シェパードという名称事体が、その優れた能力を草原での牧羊犬に限定してしまうものであり、この犬種の多彩な才能を十分に表しているとはいえない。

その優れた知性と賢明さ、そしてさまざまな仕事に対応できる能力によって、ジャーマン・シェパードは揺るぎない人気を獲得した。

番犬、盲導犬、赤十字の救助犬、警察犬の補助、軍用犬、さらには群れを率いる牧羊犬としても活躍し、その卓越した能力を発揮してきた。

しかし、この犬種の人気が過度に高まったことは、気質と身体的な健全性の両面に悪影響を及ぼす結果にもなった。

幸いなことに現代では、責任感のあるブリーダーたちが犬種の品質回復に取り組み、大きな成果を上げている。

公認団体:
FCI、AKC、UKC、KCGB、CKC、ANKC

性格:
ジャーマン・シェパード・ドッグは、その豊富なエネルギーと優れた能力を適切に発揮できない環境では、飼い主にとって扱いにくい犬になることがある。

頭の回転が速く、敏捷な体を持つこの犬種には、その潜在能力を理解し、適切に導くことのできる飼い主が必要である。また、その能力を十分に引き出すためには、飼い主の献身的な関わりも欠かせない。

総合的に見て、ジャーマン・シェパード・ドッグは、犬に求められるあらゆる優れた資質を備えた、理想的な伴侶犬のひとつである。