イングリッシュ・セッター(English Setter)

鳥猟犬(Gundogs)

外観:
この犬は、上品なスタイルと優雅な動きを持つ犬です。 動きは速く軽快で、滑らかです。 イングリッシュ・セッターは活動的な中型犬で、全体のバランスと対称性が特徴であり、誇張された特徴はありません。

体高:61〜64cm
体重:18〜32kg

被毛は平らで長く、脚・尾・胴体には飾り毛があります。 毛色のバリエーションには次のようなものがあります:

  • ブルー・ベルトン
  • オレンジ・ベルトン
  • レモン・ベルトン
  • ブラック
  • レモン
  • レバー
  • オレンジ&ホワイト
  • 完全なホワイト

ただし、重い暗色の斑やベタ塗りの毛色は、一般の愛好家からは好まれません。

長く細身の頭部に、明確なストップ(額から鼻口部へつながるところのへこみ)があり、これがこの犬種特有の表情を生みだします。 頭蓋骨は横から見て卵形で、マズル(鼻口部)は長く四角く、全体として調和のとれた形状です。

発展の歴史:
古代のイングリッシュ・セッターは、ウォーター・スパニエル、スパニッシュ・ポインター、スプリンガー・スパニエルとの交配によって生まれたと考えられています。 目的に応じた選択交配が何世代にもわたって行われ、現在のイングリッシュ・セッターへと発展しました。

これらの交配は、おそらく16世紀の英国で始まったと推定されています。 エドワード・ラヴァラック(Edward Laverack)というブリーダーが、現代のイングリッシュ・セッターの基礎を作った人物として最も広く認められており、1825年頃から約35年間にわたって育種を行いました。

現代のセッターの重要な転換期は、1859年1月28日に開かれた「ニューキャッスル・オン・タイン(Newcastle-on-Tyne)」で、これが最初のイングリッシュ・セッター展示会でした。 この日を境に、イングリッシュ・セッターは美しさと実用性を兼ね備えた犬として、多くの愛好家の心をとらえ続けてきました。

公認団体:
FCI、AKC、UKC、KCGB、CKC、ANKC

性格:
イングリッシュ・セッターは、気品ある優雅さを持つ理想的な家庭犬です。 アイリッシュ・セッターほど興奮しやすくなく、温和で知的、訓練しやすい性格を持っています。

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