四国(しこく) Shikoku

北方犬(Nordic Dogs)

外見:
四国犬は、他の柴犬系の犬種に比べてサイズがやや小さく、毛色でも区別できます。その毛色は一種類のみで、赤ごま(赤に黒や白が混じった毛色)しかありません。
他の中型の日本犬と同様に、外側の毛(Hair) は短くて粗く、下毛(Fur) は柔らかく密集しています。体型は典型的なスピッツ型で、尾はくるりと巻いて背中に乗り、耳は小さくて三角形、顔立ちはしっかりしており、中くらいの長さのマズル(鼻口部)を持ちます。

体高:43〜53cm
体重:雄で 17kg~23kg、雌は 15kg~18kg

発展の歴史:
四国犬は四国地方(大阪府の内陸部を含む)に起源があります。 ポインターやジャーマン・シェパードなどの洋犬の能力に魅了された日本人は、これらの新しく発見された洋犬を推奨した時期があり、在来犬をほとんど無視していた時代がありました。(1920年代の後半まで)
1930年代にはいり、日本では原種の日本犬をサイズと性質で分類・保存しようという動きが高まり、原種保存運動が始まりました。 その際、四国犬はもっとも無視されがちな犬種の一つでした。
秋田犬ほど大きくなく、柴犬ほど小さくもないことから、中間的な存在として軽視されていたのです。
四国犬は鹿猟に特化した猟犬であり、「鹿犬(ディアハウンド)」と呼ばれることもありますが、スコットランドの「ディアハウンド」とは、外見・性質ともにまったく異なります。

公認(RECOGNITION)
FCI(国際畜犬連盟)公認。

性格(CHARACTER)
四国犬は忠実な猟犬であり、あらゆる天候に対応できる仲間でもあります。やや独立心が強く、控えめで慎重な性格です。
しっかり訓練すれば従順になり、適切な社会化を行えば、ほとんどの家庭犬とも仲良くやっていけます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました