スキッパーキ Schipperke

北方犬(Nordic Dogs)

外観:
中型のスキッパーキは、肩の後ろが広く、短くがっしりとした体つきをしています。 頭部はキツネのようで、幅があり、マズル(鼻口部)は細く、長すぎず短すぎず、先端が丸すぎることもありません。 外毛は豊富で、触るとやや硬く、特に首周りの長い毛はフリルのようになり、後肢の後ろにはズボンのような飾り毛が見られます。 イギリスのスタンダードでは、アメリカのスタンダードほどこれらの装飾的な毛には重点を置いていません。 イングランドでは「ズボンのような後ろ脚」と表現されます。

毛色はソリッド・ブラック(黒一色)のみが正式に認められている色ですが、アメリカではマホガニー(赤茶)やフォーン(小麦色)の色調も、ある程度は認められています。 通常は断尾されています。

体高:25〜33 cm
体重:5~8 kg

発展の歴史:
「リトル・スキッパー(小さな船乗り)」の異名を持ち、尖った耳とノルディック(北方系)体型を持つスキッパーキは、スピッツ系の犬種から派生したものと思われ、小型化された黒のベルジアン・ルーヴェナール(ブラック・ベルジアン・シェパード)の子孫だと考えられています。 ベルギーでは運河船で使われていた歴史があり、スキッパーキは一貫して小柄な犬でした。 何世紀にもわたって育成され、現在も純血種として存続しています。 1690年にブリュッセルで開催された世界初の犬の品評会にも参加しました。

元は船乗りの犬でしたが、土地の所有者にも人気があり、ネズミ駆除能力にも優れているため、訓練すればウサギやモグラの駆除にも有効です。

公認団体:
FCI、AKC、UKC、KCGB、CKC、ANKC

性格:
スキッパーキは「非スポーツ犬」にはほど遠く、非常に活発で野外活動を好みます。自然児のような性格と、テリアとトイ・ドッグの中間というちょうどよい大きさが、家庭犬として理想的な存在にしています。

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