チャウ・チャウ Chow Chow

北方犬(Nordic Dogs)

外見:
チャウ・チャウは非常にバランスの取れた犬です。 筋肉質でがっしりとした体格を持ち、体は肩幅と同じ幅で四角く構成されています。 頭は大きく、体に対して適切な大きさです。 特徴的な表情は、本質的に独立心を感じさせます。 シャー・ペイは青黒い舌をもっており、これが際立った特徴です。 耳は小さく、直立して堅く構えています。

チャウ・チャウの被毛は、2種に分類されます。 毛色は明るいものであれば何色でも公認されており、黒、黄褐色、クリーム、青、赤などがあります。

  1. 長毛種:密生しており、豊かで、直立し、長くて粗い
  2. 短毛種:より短く、滑らかで、ビロードのような質感

体高:48~51cm
体重:21~32kg

発展の歴史:
チャウ・チャウは、中国の代表的な土着犬種です。 多様な用途を担ってきた歴史を持ち、その役割は狩猟犬、隊商護衛、夜間見張り、サンパン船やジャンク船の番犬、そり犬などに及びます。 しかし、私たち愛犬家にとっては非常に不快な歴史があるのも事実です。 それは中国の食文化において、チャウ・チャウは、祝祭や日常の料理として食用にされていたことです。(chow=英語の俗語で「食物」という意味も、この影響と言われる)

極北の犬種と東洋のマスティフ系との交配が、チャウ・チャウの起源であると考えられています。 長毛種は1870年にイギリスに渡り、「食べられる犬(Edible Dog)」として見世物にされたこともあります。 現在ではこのような不快な習慣はなく、長毛・短毛ともに注目を集め始めています。

公認:
FCI、AKC、UKC、KCCB、CKC、ANKC

性格:
テディベアのような見た目のチャウ・チャウは、アメリカやイギリスでは人気の高い犬種です。 身体能力と知能の両面で優れており、力強いしっかりとした足取りです。 長毛種の場合、特に夏場には日陰が必要で、定期的な被毛の手入れは不可欠です。 独立心があり、物静かで、信頼できる番犬としても優れています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました