キースホンド Keeshound

北方犬(Nordic Dogs)

外見:
この犬種の最も特徴的なところは、「メガネをかけたような顔」でです。 目の外側上部から下側へとわずかに傾いて描かれた繊細なラインがあり、目の縁を囲むように見えます。 さらに、はっきりとしたアイブロウ(眉毛)模様が加わることで、その特徴的な表情が完成しています。
表情が豊かで、はっきろとしたマーキングを持つこの犬は、バランスの取れた中型で、胴が短めのコンパクトな体つきをしています。 被毛は硬く、直毛で、外向きに立っています。 首回りには密なラフ(襟巻き状の毛)があり、後脚の付け根には豊かな「トラウザー(ドレッシーなパンツ)」とよばれる飾り毛が生えています。
毛色はグレーとブラックの混合で、手首や足首から下には黒い色が入らないのが理想です。 オランダではかって、黒一色のものや純白のキースホンドも見られましたが、現在ではライトグレーが最も一般的です。

体高:43〜48cm
体重:25〜30kg

発展の歴史:
キースフンドの祖先は、ドイツのウォルフスピッツ(Wolfspitz)です。 イギリスでは「オランダ船の犬(Dutch Barge Dog)」として知られていました。 オランダ人の船乗りのお守りとして用いられたほか、海運業や農場での見張りやネズミ捕りとしても重宝されていたからです。 とくにオランダ南部では、灰色のスピッツが好まれており、後にキースホンドはオランダ愛国党のマスコットとしても知られるようになりました。
現在世界中に広まっている「ブリティッシュ・キースホンド」は、ドイツのヴォルフスピッツ(Wolfspitz)にほんのわずかなオランダの血を加えたものです。

公認:
AKC、UKC、KCCB、CKC、ANKC

性格:
キースホンドはペットとして非常に人気があり、ドイツのスピッツのうちの2大人気犬種のひとつ(もう1つはポメラニアン)です。 スポーティな本能も備えており、訓練次第ではウサギやネズミを追いかける能力も発揮します。 家庭犬としては適度な運動だけで満足し、都市部でも田舎でも柔軟に適応できる犬種です。 キースホンドは、主人に対して非常に強い愛着を示します。

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