アイリッシュ・レッド・アンド・ホワイト・セッター Irish Red and White Setter

鳥猟犬(Gundogs)

外観:
運動能力が高く力強いこの犬は、筋肉質ながらもバランスの取れた体つきをしており、重々しさはありません。 頭部は幅広く、目立つストップ(Stop:額と鼻筋のあいだにあるくぼみ)があります。 名前のとおり、基本色は純白で、明確な赤の斑(ぶち)が入ります。 全体的に赤い毛がまばらに生えていたり、色の抜けがあったりしても許容範囲です。 被毛はわずかに粗く、細かい羽毛状の飾り毛があります。

体高:58〜69cm
体重:18〜32kg

発展(Development):
赤一色のアイリッシュ・セッターと、長年にわたり比較されてきたこのレッド・アンド・ホワイト・タセッターですが、狩猟現場では識別しやすいと評価されてきました。 両タイプの愛好家はそれぞれ、自分の犬種こそが正統な毛色であると主張しています。 しかし、もともと斑(ぶち)入りのセッターの方が、赤一色のアイリッシュ・セッターよりも古い起源を持つとされており、レッド・アンド・ホワイト・セッターは確立された犬種として存在してきました。
最初に公認団体に登録された個体は1908年、アイルランドのストラバン展(Strabane Show)で確認されました。 1920年代には、狩猟の名手であったヒューソン神父(Rev. Noble Huston)が、ショー・ドッグではなくフィールドワーク犬として活躍させていた、という記録があります。 さらに別のカトリック神父であったドハーティ神父(Rev. Doherty)がこの犬種を復活させるために尽力し、今日のレッド・アンド・ホワイト・セッターの基礎を築きました。 

公認団体:
KCGB(イギリス・ケネルクラブ)

性格:
赤一色のアイリッシュ・セッターほど優雅ではないかもしれませんが、レッド・アンド・ホワイトはフィールドワークにおいて同等に優れ、ひたむきで情熱的に作業に取り組みます。 家庭犬としても、忠実で愛情深い性格です。

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