外見:
アザワクには、揺るぎない気品と優雅さとをそなえており、その独自性は表現しがたい犬種です。 身体は非常にスリムで、厳格かつ繊細です。 アザワクの脚は長く筋肉質で、そのつま先には小さな蹄をつけているかのように見えます。 歩く姿はまるでアラビア馬のようです。 背中の位置が高く、体全体が引き締まり、優美です。
体高:58〜74cm
体重:17〜25kg
被毛はさまざまなセーブル(黒い毛が混じる茶系)に白いマーキングが入り、被毛は柔らかく短いです。 頭部は細く、洋ナシ型で、5個以上のいぼ(皮膚突起)が見られることもあります。
発展の歴史:
サハラの南部に住むトゥアレグ族(Tuareg)は、狩猟犬や番犬として、このスルーギ犬の1種を育成しました。 アザワクの飼い主たちは、「カモシカやノウサギを捕まえるほど俊敏で、オオカミに立ち向かい、ほかの大型捕食動物を追い払うほど勇敢で、アラブ馬のように美しい」と評しました。
アザワクは純粋な視覚猟犬で、獲物を直接倒すのではなく、追跡して太ももを傷つけ、主が到着するまで動きを止めて待ちます。 アザワクにとって、主人が鞍に座るのが「狩りの始まりの合図」であり、同時に解き放たれ、ガゼル(カモシカに似た細い草食動物)を見つけると猛スピードで追跡します。 その速さは、時速65 km といわれ、5時間以上も走りつづけられる持久力を誇ります。

公認団体:
FCI(国際畜犬連盟)
性格:
アザワクは支配的で、やや気位の高い性格の持ち主です。 人間からの敬意と賞賛を当然のものとして受け取るタイプの犬です。 現在ではいくつかのヨーロッパ諸国にしっかりとした基盤を築き、ブリーダーたちはこの犬種のさらなる発展に取り組んでいます。

コメント