ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア West Highland White Terrier

テリア(Terriers)

ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアの顔はキツネのように引き締まり、体はコンパクト、見る者を魅了する存在です。 この犬種の特徴は、まずその被毛です。 理想的とされるのは、二重構造の被毛で、2インチのアウターコート(上毛)はまっすぐで硬く、その下に豊富で柔らかなアンダーコート(下毛)があります。 シルクのような手触りやカールは好まれません。 背中は平らで、腰はしっかりとし、胸は深くアーチを描いています。 この理想的な体型には、他のどのテリアにもないほどの気迫と獲物を追う本能が感じられます。

体高25〜28 cm
体重:オス 7〜10 kg メス 6〜7 kg

発展の歴史
ケイム・テリア(Caim Terrier)とともに狩りをする猟師たちの中には、白い犬を嫌う者もおり、これがウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアの誕生のきっかけとなりました。 スコットランドの アーガイル=アンド=ビュート(Argyll and Bute)地方に居住していたマルコム家(Malcolms)では、これらの白い犬たちを集めて繁殖を始めました。 彼らはホワイト・ケアン(White Cairn)と呼ばれる犬を、シーリハム・テリア(Sealyham Terrier)と交配させ、脚が長く白いテリアを生み出そうとしましたが、この交配は失敗に終わりました。 というのも、長い胴体は狩猟犬としては不向きだったのです。 そこで、よりケアン・テリアらしい体型をもつようにと、シーリハムとの交配は避けられるようになり、現在のウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアの姿が確立されました。

公認団体
FCI、AKC、UKC、KCCB、CKC、ANKC

性格
自立心が強く、さまざまなライフスタイルに順応できるウエスティは、活発で人に好かれる理想的な家庭犬です。頑固さや臆病さはこの犬種では好ましくないとされています。ドッグショーに出す場合は、頻繁な手入れが必要です。家庭犬としての見た目を保つにも、定期的なグルーミングが推奨されます。アメリカでは東西両海岸で特に人気があります。

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