外見:
ディンゴは一見すると普通の飼い犬のような風貌ですが、実は野生の犬です。 ディンゴの頭部は、やや丸みのある小さな耳と引き締まった鼻先が特徴です。 尾はふさふさしていて、よく発達しています。被毛の長さや密度、質感は気候によって異なります。 ディンゴの毛色はたいてい黄褐色ですが、白や黒、黒白混じりのものもあり、稀にブチ模様の個体も報告されています。
体高:48〜58 cm
体重:23〜32 kg
発展の歴史:
原始人によって持ち込まれ、半野生の状態でオーストラリアに渡った犬がディンゴの祖先です。 これは更新世後期(Late Pleistocene)およそ12万6千年前〜1万1千年前)の頃と考えられています。 ヨーロッパ人がオーストラリアに家畜(特に羊)やウサギを持ち込むと、ディンゴの個体数は急増しました。 一方で、ディンゴが家畜を襲うことが多かったため、人間との関係は良好とはいえず、しばしば軋轢の原因となりました。 ディンゴはオーストラリア大陸の生態系を乱す要因として、しばしば非難されてきました。

公認団体:未登録
性格:
ディンゴは特徴的な鳴き声や遠吠えで意思を伝えます。狩りの前には、家族単位のディンゴたちが声を揃えて鳴き交わすことがあります。単独で狩りを行うこともあれば、群れで行動することもあります。野生に戻ったディンゴたちは、人間との距離を置き、基本的にペットには不向きです。

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