カロライナ・ドッグ Carolina Dog

パリア犬(原始的在来犬)

外見:
軽量な体格を持つパリア・タイプ(原始犬・在来犬)の犬で、尖った耳、太くてくさび形のマズル(鼻口部)、小さめの頭部を持っています。 一方、体はどっしりとして筋肉質です。 胸はよく発達しており、被毛は短く密で、黄色がかった金色です。

体高:56cm
体重:13〜18kg

発展の歴史:
カロライナ・ドッグはアメリカ南部の深い森林地帯に起源を持つ、古代のパリア犬(在来犬)の一種です。 アメリカ国内には、こうしたパリア・タイプの犬が複数存在しており、多くは先住民族に好まれ、さまざまな用途に用いられていました。
ほかにも、ケンタッキー・シェル・ヒープ・ドッグも、北アメリカ大陸に古代から在来してきたパリア犬といわれています。 アメリカ南部では、カロライナ・ドッグのことを親しみを込めて「オールド・イエラー(Old Yaller)昔から辺りをうろうろしてる(仲間)」と呼んでいますが、それは被毛の色や遠吠えの声質、あるいは単なる文学的な比喩によるものかもしれません。

公認団体:未登録

性格:
適切な社会化をすれば、カロライナ・ドッグは良き家庭犬となり得ます。訓練しやすく、小さな獲物を狩るのが得意で、素早く俊敏に行動します。現在でも野生の個体が確認されており、完全には家畜化されていない犬種とも言えます。
多くの個体は非常に人見知りで、人の手に触れられることを嫌う傾向があります。

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